マッチングアプリでは、本人確認や通報機能があっても、相手の誠実さや交際の安全までは保証されません。送金・個人情報の要求への対応、初対面の準備、困ったときの相談先を15項目で整理します。危険人物を確実に判別する診断ではありません。
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2026年9月12日訂正:旧記事の「2025年のSNS型ロマンス詐欺3,241億円・42,900件」は同区分の値として根拠を確認できず撤回しました。出典を追跡できない相談件数、筆者の利用経験による実証という表現、根拠のないアプリ安全順位も削除しています。
対策1〜3:登録前に確認すること
1.運営者と利用条件を確認する
公式サイトの会社概要、規約、問い合わせ先を確認してください。日本のインターネット異性紹介事業に該当する事業者には届出などの義務があります。すべての交流サービスを一律に同じ法区分とは扱えません。届出表示があっても行政による安全の保証ではありません。
出典:警察庁の出会い系サイト規制法の説明。利用可能年齢や独身条件は各サービスの最新規約で確認します。
2.確認済み表示の意味を読む
年齢確認、本人確認、独身証明などは確認する対象が異なります。プロフィールの印だけを見て、年収・婚姻状況・交際目的まで審査済みと解釈しないでください。
3.通報・ブロック・問い合わせ先を先に探す
困ってから探さず、ヘルプを確認しておきましょう。監視時間の表示だけから通報後の対応速度や全件検知を判断できません。旧記事の主要アプリ一律比較は、機能の対象や必須・任意の区別を確認できていないため撤回しました。
| 確認対象 | 見るポイント |
|---|---|
| 運営者 | 会社名・規約・公式窓口 |
| 本人確認 | 何を確認する機能なのか |
| 通報・ブロック | 操作場所と履歴への影響 |
| 監視の案内 | 対象と対応範囲 |
対策4〜7:個人情報と連絡手段
4.プロフィールで生活圏を特定させない
本名、自宅住所、勤務先の詳細、毎日の行動予定を不特定の相手に公開しないようにします。写真の社員証、郵便物、背景にも注意してください。
5.写真と公開範囲を点検する
位置情報などの付随情報と、写真そのものに写る情報を分けて確認します。スクリーンショットにしても背景からの特定は防げません。公開前に画像とプロフィールを見直してください。
6.外部SNSへの移動を急がない
交換する義務はありません。不安がある間はサービス内での連絡を続け、断ると怒る・急かす場合はやり取りを中止する選択ができます。何回会えば必ず安全という基準はありません。
7.認証コードや決済情報を渡さない
本人確認書類は正規の提出画面から扱い、チャット相手へ送らないでください。ログイン情報や認証コード、カード情報も共有しません。不審なURLからログインするよう求められたら、公式アプリを自分で開いて確認します。
| 求められたもの | 対応の目安 |
|---|---|
| 詳細な住所・職場 | 不用意に共有しない |
| 外部SNSの連絡先 | 不安なら交換を断る |
| 認証コード・パスワード | 相手に渡さない |
| 書類・カード情報 | 公式の提出先を確認する |
対策8〜11:やり取りで判断すること
8.送金や投資への勧誘には応じず相談する
出会った相手から投資、暗号資産、会うための費用などを求められたら、支払いを止めて第三者に相談してください。出金に追加費用が必要と言われても、その場で追加入金しないでください。口座への入金を別口座へ移すよう依頼されても引き受けないでください。
警察庁のSNS型ロマンス詐欺の案内は、好意を利用した金銭要求や架空投資、送金の仲介に利用される手口を説明しています。一般的な投資の話題だけで相手を犯罪者と断定するのではなく、具体的な要求に対応します。
9.言語や返信速度より、要求と行動を見る
日本語の流暢さ、国籍、居住国、返信の速さだけでは詐欺かどうか判定できません。断っても要求を続ける、秘密にさせる、支払いを急かすといった行動を確認しましょう。
10.写真だけで本人や安全性を確定しない
画像検索の結果がなくても、本人の写真である証明にはなりません。他人の写真を外部サービスへ送る際はプライバシーと利用規約にも配慮してください。不審な点は運営に相談します。
11.ビデオ通話を安全の証明にしない
通話ができても身元や目的を保証しません。通話を断る理由もさまざまで、断っただけで詐欺とは判断できません。通話や撮影を強要せず、不安が解消しなければ会う約束を見送れます。
| 判断材料 | 分からないこと |
|---|---|
| 本人確認済み | 交際の誠実さ・安全 |
| 自然な文章 | 送金要求の正当性 |
| 画像検索で一致なし | 写真の本人性 |
| ビデオ通話に応じた | 相手の目的・信頼性 |
対策12〜15:初めて会うとき
以下はリスクを減らすための準備です。対策をしたかどうかにかかわらず、加害行為の責任は加害者にあります。
12.人のいる公共の場所を選ぶ
初回は昼間のカフェなど、周囲に助けを求めやすい場所で、短時間の予定から考えます。相手の自宅や人気のない場所への急な変更には応じる必要はありません。
13.自分で帰れる移動手段を確保する
公共交通などを確認し、初対面の相手の車や宿泊先に帰路を頼りきらないようにします。遠方で宿泊が必要なら、自分で宿泊先を確保してください。
14.予定を信頼できる人と共有する
誰と、どこで、何時ごろまで会うかを共有します。連絡する時刻も決めておくと役立ちます。相手のプロフィールを不特定多数に公開する必要はありません。
15.不安や体調の変化があれば切り上げる
飲酒は無理をせず、飲み物の管理にも気を配ります。帰りたいときは会う約束を続ける義務はありません。危険を感じたら店員や周囲の人に助けを求め、安全な場所へ移動してください。
参考:マリッシュの初対面時の注意事項。性別を問わず使える準備として整理しています。
被害や不安があるときの相談先
今まさに危険がある場合は、証拠集めより身の安全を優先してください。日本国内の緊急通報は110、緊急ではない警察相談は#9110です。以下は日本国内向けの窓口です。海外では現地の緊急通報先や相談機関を利用してください。
| 状況 | 連絡先 |
|---|---|
| 事件・事故の緊急通報 | 110 |
| 緊急ではない警察相談 | #9110・最寄りの警察署 |
| 契約・消費生活の相談 | 消費者ホットライン188 |
| 性犯罪・性暴力の支援 | ワンストップ支援センター#8891 |
出典:警察庁の相談窓口案内、消費者庁の188案内、内閣府の性犯罪・性暴力被害者支援(2026年9月12日確認)。188は地域の消費生活相談窓口を案内する番号です。接続できない場合は各公式サイトから地域の窓口を確認してください。
送金済みなら、警察と金融機関に早く連絡する
追加送金を止め、銀行振込なら振込先口座の銀行へ速やかに連絡し、警察にも被害を届け出ます。カードの不正利用ならカード会社の公式窓口に連絡します。全国銀行協会の被害時連絡先で振込先銀行の窓口を確認できます。返金や停止の可否は事情と各機関の判断によるため、取り戻せるとは断定できません。「必ず回収できる」として前払いを求める相手にも、その場で支払わないでください。
安全にできる範囲で証拠を保存する
メッセージ、相手のプロフィール・ID、送金日時と記録、案内されたURLを保存します。ブロック・退会で履歴が見えなくなる場合があるため、操作前に保存できるものを確認してください。ただし、危険な相手との接触を続けてまで証拠を集める必要はありません。
運営への通報と、警察や相談機関への相談は別の手続きです。アカウント停止、警告、返金が必ず行われるとは限りません。つきまとい・脅迫がある場合は警察へ相談し、連絡を断つ方法も含めて対応を確認してください。
関連記事:ブロック・通報の使い方。操作は利用中のアプリの公式ヘルプでも確認してください。
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